MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)、2008年公開の『アイアンマン』から始まったこのアベンジャーズもいよいよ最終フェイズになりました。
個性豊かなヒーローたちが初めて大集合した『アベンジャーズ』ですが、その終わりの始まりとなる映画が、2018公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』です。
その人気の秘密は、人並外れた能力を持つヒーローながら、妙に親近感の持てるキャラクターたちだといえます。主な登場人物を解説して行きます。
解説 アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンなどマーベルコミック原作の各作品のヒーローが集結するアクションエンタテインメント『アベンジャーズ』シリーズ第3弾。最凶最悪の“ラスボス“サノスの圧倒的な力を前に、アベンジャーズが全滅の危機を迎える。ブラックパンサーら新たなヒーローも参戦し、壮絶なバトルが繰り広げられる。
ストーリー 6つすべてを入手すると世界を滅ぼす力を得られるというインフィニティ・ストーン。宇宙誕生以前に存在した6つの特異点が、大爆発によって宇宙が生まれた時に残骸となり、6つのエネルギーの結晶へと姿を変えたもの。
ブルー、レッド、パープル、イエロー、グリーン、オレンジ色に輝く6つの結晶は、それぞれが異なるパワーを秘めている。インフィニティ・ストーンを意のままに操れるのは、並外れた力を持つ者のみ。6つすべてが揃うと、指をパチンと鳴らすだけで、全宇宙の半分の生命を滅ぼすほどの力を手に入れられるという。
その無限大の力を秘めた石を狙う最強の敵、サノスを倒すため、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンら最強ヒーローチーム・アベンジャーズが再び団結する。
MCU作品・アベンジャーズ 劇場公開順
アベンジャーズ(2012年公開)
地球侵略へのカウントダウンが開始された時、70億人もの人類の未来は、“最強”の力を持つヒーローたちに託された。彼らの名は、“アベンジャーズ”。だが、意思に反して集結させられた彼らはそれぞれの心の傷に囚われ、ひとつのチームとして戦うことを拒み続ける。次第に明らかにされる“アベンジャーズ”の知られざる過去と苦悩……。人類史上最大の敵を前に、果たして彼らは地球を救うことができるのか?それとも……?
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年公開)
トニー・スタークが開発した「ウルトロン計画」――それは、人工知能による完璧な平和維持システム。しかし、進化と増殖を続けるウルトロンが選択した“究極の平和”とは、地球を脅かす唯一の存在=人類を抹消することだった……。世界中の都市を襲う人類滅亡の脅威に、最強チーム“アベンジャーズ”が再び結集。ウルトロン軍団との戦いに全てをかけ挑む。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年公開)
6つすべてを手に入れると、全宇宙を滅ぼす無限大の力を得るインフィニティ・ストーン。そして、その究極の石を狙う“最凶最悪”のラスボス、サノス。彼の野望を阻止するため、スパイダーマン、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、ガーディアンズたちも集結した、最強ヒーローのチーム“アベンジャーズ”が、人類の命運を賭けた壮絶なバトルに挑む。果たして、彼らは地球を、そして人類を救えるのか?
アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年公開)
これが、正義。世界中が、ヒーローたちの“誇り”に涙した──。映画を超越した、今世紀最強シリーズがついに完結。サノスによって人類が半滅し、アイアンマンらヒーローたちは衝撃的な敗北──。はたして失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか? 残されたヒーローたちは再び集結し、史上最大、最後の戦いに挑む。
最後に生き残っている登場人物は?
- アイアンマン(トニー・スターク)
- ソー
- キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)
- ハルク(ブルース・バナー)
- ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)
- ホークアイ(クリント・バートン)
- ウォーマシン(ジェームズ・ローズ)
- ロケット
- ネビュラ
- アントマン(スコット・ラング)
- キャプテン・マーベル(キャロル・ダンバース)
塵になってしまった登場人物は?
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で塵(ちり)になってしまったヒーローたち(サノスの指パッチンによるもの)
- ヴィジョン
- ドラックス
- マンティス
- ピーター・クイル(スター・ロード)
- ドクター・ストレンジ(スティーヴン・ストレンジ)
- スパイダーマン(ピーター・パーカー)
- ウィンター・ソルジャー(バッキー)
- スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)
- ファルコン(サム・ウィルソン)
- ブラックパンサー(ティ・チャラ)
- グルート
- ワスプ(ホープ・ヴァン・ダイン)
生き残ったヒーロー達を見て何かお気づきでしょうか?そう、初代アベンジャーズが全て生き残っているのです。タイタン星にはネビュラとトニーのみが残るといった意外な組み合わせもあり、この面々が続編『アベンジャーズ/エンドゲーム』でどのように活躍するのか目が離せません。
※タイタン星とは
タイタンは、サノスの生まれ故郷の星。かつては緑豊かな星だったが、人口の増加と食糧難で滅びたことがサノスの口から語られる。トニーやガーディアンズたちとサノスの戦いの場となり、あと少しのところでサノスからガントレットを奪えそうになるものの、最終的には失敗に終わる。また、残されたトニーたちのうち、約半数が灰となってしまう場所にもなる。
アイアンマン(トニー・スターク)
■テロリストに拉致されたトニー・スタークが脱出するためにアイアンマンの前身であるパワードスーツ「マーク1」を製作、その後アイアンマンのスーツを完成
■スターク・インダストリーズの軍需産業からの撤退を宣言したトニーは副社長オバディア・ステインと対立
■スターク・インダストリーズを乗っ取ろうとしたオバディアと戦う
■当初は隠していたが最後のシーンでトニー・スタークが自らアイアンマンであると公表
マイティ・ソー(ソー)
■舞台はアメリカと「アスガルド」という異世界
■休戦中であったヨトゥンヘイムと「コズミックキューブ」を巡った戦争の引き金となったソーが力とムジョルニアを奪われて地球に追放される
■ソーがムジョルニアを見つけたS.H.I.E.L.D.へ取り返しに行こうとするが捕まる
■ソーの弟ロキが実はヨトゥンヘイムの養子であることを知り、謀反を企てソーと対峙する
神の国「アスガルド」で無敵の強さを誇る戦士ソー。だがあまりの傲慢さゆえに神々の王である父の怒りに触れ、最強の武器「ムジョルニア」と全ての力を奪われて人間界へ追放されてしまう。そんな最中、地球と神の国には危機が訪れていた……。
ソーが現在使っている武器が「ストームブレイカー」と呼ばれる巨大な斧です。もともと「ムジョルニア」という小型の斧を使っていたソーでしたが、実の姉のヘラとの戦いでヘラの手によって壊されてしまいました。
「ムジョルニア」に代わって新しく作られた「ストームブレイカー」は半身ほどもある大きな斧で、柄には知性をもつ木であるグルートの枝が使われています。怪力の持ち主であるソーとの相性は抜群で、両手で持って体全体を使って振ることでかなりの威力の攻撃を放つことができます。
ソーは「ストームブレイカー」を投げて攻撃することも得意としているほか、アスガルドと他の惑星をつなぐビフレストも展開できるといった様々な用途に使われます。
キャプテンアメリカ(スティーブ・ロジャース)
■第二次世界大戦中にナチスの将校:ヨハン・シュミットが奪取した、強大なパワーを持つ「コズミックキューブ」を巡った戦い
■「スーパーソルジャー計画」に志願したスティーブ・ロジャースが「超人血清」により超人的な肉体を手に入れ、キャプテン・アメリカとなる
■未完成の血清の副作用によってレッドスカルとなったシュミットと戦う
スティーブは超人兵士血清の効果で高い知能と強靭な肉体を持ち、氷漬けになったまま何十年も仮死状態で生き続け、ベンチプレスで補助なしで1100ポンド(500kg)を記録し、1マイル(1.6km)を一分以下で走ったことがある。
スティーブはこれまでに幾つかの盾(シールド)を使用している。地球上最高位の硬度を活かして、シールドを手に持つか腕に装着した状態で、シールドの縁部分や表面部分で敵を打ち据える武器として用いたり、形状を活かし円盤投げやフリスビーの要領で投擲武器としても使用される。
インクレディブル・ハルク(ブルース・バナー)
■キャプテン・アメリカ誕生の結果となった兵士強化実験を行っていたブルース・バナーが実験に失敗しハルクとなる
■その後ブラジルで元に戻すために研究するが、その技術を利用しようとするエミル・ブロンスキー率いる軍に見つかる
■自身に培養していたブルースの血液を注入したブロンスキーがもう一人のハルク「アボミネーション」へと変身し、ハルクと戦う。
ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)
スパイとして育てられたクールな美人エージェント
万能な戦闘スキルとタフな精神をそなえた、世界最高のエージェント。過酷な訓練によって育てられた、元KGBのスパイにして超一流の暗殺者。今はそのスキルを平和のために役立てている。高度な格闘技や狙撃の技術を誇り、ずば抜けた身体能力による戦闘やスパイ活動でチームに貢献。
ホークアイ(クリント・バートン)
マーベルのドラマシリーズ「ホークアイ」で、ジェレミー・レナー演じるホークアイ/クリント・バートンが、コミックと同じく難聴の設定となっていることがわかった。
「ホークアイ」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の決戦の後、戦いから離れたホークアイ/クリント・バートンが、平穏なクリスマスを家族と過ごしたいと願いながらもトラブルに巻き込まれていくストーリー。クリスマスまでの6日間が1日1話、全6話構成で描かれる“ホリデー・サバイバルアクション”だ。
キャプテン・マーベル(キャロル・ダンバース)
サノスの指パッチンの影響はアベンジャーズのまとめ役であるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)にまで及びます。フューリーは周りの人間や部下のシャロンが塵になる瞬間を目撃し、異常な事態に気付きます。急いで車に戻り、あるものを取り出すフューリー。しかし、自分も塵になるのを見て、”Motherfuc…(クソッタ…)”と呟きながら消えてしまいます。
消えたフューリーが落としたのは一昔前のポケベルでした。そこには”Sending…(送信中…)”の文字の後にキャプテンマーベルのマークが。フューリーは彼女に救難信号を送ったのです。次作『エンドゲーム』では彼女がどのように活躍するかが見どころです!
サノス
物語は、難民となったアスガルド人を乗せた船がサノスとその部下ブラックオーダーによって襲われ、壊滅的な状況となった船内から始まります。
アベンジャーズ最強と謳われるソー(クリス・ヘムズワース)とハルク(マーク・ラファロ)ですら、サノスには全く刃が立たちません。インフィニティ・ストーンの一つであるスペースストーンをと引き換えに、ソーとアスガルドの民を救おうとしたロキ(トム・ヒドルストン)も無残に殺されてしまいます。(ロキは悪役ながらも憎めない人気キャラで、このシーンはファンにとって非常に辛いシーンでした…。)
ガモーラ(サノスの娘)
【リアリティストーン】がある惑星ノーウェアへ向かう途中、ガモーラはクイルにある頼み事をします。それは、もしサノスの手にインフィニティ・ストーンが渡りそうになった場合、クイルの手で自分を殺してほしいというものでした。あまりの唐突さに驚くクイル。一時は敵対した二人ですが、共に冒険をするうちに、二人の間には確かな愛が芽生えていたのです。
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